講義動画からノートを取る方法(手書きと文字起こし)

講義動画は教室の授業より楽に見えます。一時停止も巻き戻しも倍速もできるからです。それなのに、一気に見終えた1時間後には、ほとんど何も残っていません。
解決策は、能動的にノートを取ることです。手書きでも、動画をノート、まとめシート、クイズに変えてくれるHekkoのようなツールでもかまいません。
ポイント
- 書かずに見るだけでは受け身です。見覚えはあっても、覚えてはいません。
- 一つの考えごとに一時停止し、自分の言葉で言い換えます。
- タイムスタンプを書いておけば、全部を見直さずに戻れます。
- 動画の最後は何も見ずに自分をテストして終えましょう。
ノートを取らずに講義動画を2倍速で見ても意味がないのはなぜ?
見るだけでは受け身だからです。見終わっても復習する材料がなく、理解できたという証拠もありません。倍速そのものが本当の問題ではありません。
ある研究(Murphy ほか, 2022)では、1.5倍速や2倍速でも、直後のテストの成績は通常の速度とほぼ同じでした。大切なのは、浮いた時間を何に使うかです。
落とし穴はわかったつもりです。うなずきながら見ていると理解できた気がします。でも、説明を聞いてわかることと、自分で再現できることは別物です。
講義動画から手書きでノートを取るには?
短い区切りで見て、一つの考えが終わるたびに一時停止し、自分の言葉で書いてから先に進みます。この「止めて言い換える」の繰り返しが、動画視聴を能動的な学習に変えます。
5つのステップです。
- 先に全体の構成を確認する。 チャプターや、学習管理システムに上がっているスライドを見ます。
- 一つの考えごとに一時停止する。 定義、論理の一段階、例。そこで止めます。
- 書き写さずに言い換える。 画面を見ずに1〜2文で。書けなければ30秒戻します。
- 文ではなく考えをメモする。 1つの概念に1行、キーワードは太字に。一字一句写すのは定義、公式、年号だけです。
- 大事なところにタイムスタンプを付ける。 「12:40 弾力性の定義」と書けば、ノートが動画の索引になります。
わからなかった箇所には、タイムスタンプ付きで**「?」を付けておきます。最後に動画を閉じて**、主なポイントを3〜5つ記憶から書き出しましょう。忘れていたところが、見直すべきところです。
一時停止できることが、動画がライブに勝る最大の利点です。理由は講義ノートの取り方で解説しています。
講義動画から自動でノートを作れますか?
作れます。講義を文字起こしし、その文字起こしを5行の要約ではなく、構造化されたノートに変えます。
見逃した90分の講義があるなら、Hekkoが50回も一時停止しなくても、構造化されたノート、まとめシート、クイズを作ってくれます。パソコンのChromeかEdgeで、動画を再生しながら**「配信」**モードを使うか、MP4やMP3のファイル(50MBまで)をインポートします。たとえば、学習管理システムからダウンロードした講義録画です。
HekkoはYouTubeのリンクを読み込みません。YouTube動画は、再生中に「配信」モードを使ってください。音声は文字起こしのあとに削除されます。
YouTube動画の文字起こしを表示するには?
動画の説明欄を開き、文字起こしを表示をクリックします。行をクリックすると、その場面に移動します。
このボタンは、動画に字幕がある場合にだけ表示されます。多くは自動字幕なので、なまりや雑音で実際の発言と違うことがあります。
文字起こしはこんなときに使いましょう。
- 聞き取れなかった箇所を確認する。
- 定義の正確な言い回しを写し、認識ミスを直す。
- キーワードで検索して、ある概念がどこで説明されたかを探す。
うまくいかないのは、文字起こしを丸ごと貼り付けて「自分のノート」と呼ぶことです。話し言葉が何千語も残るだけで、考えを一つも処理していません。
講義動画をAIで要約するべき?
全体像をつかむためなら、ぜひ使いましょう。文字起こしをAIアシスタントに貼り付ければ、数秒で構成がわかります。ただし、要約はまとめシートではなく、誤りが含まれることもあります。
要約が得意なこと:
- 長い動画を見る前に全体の構成をつかむ。
- すでに見た講義の短いおさらい。
苦手なこと:
- 誤り。 字幕が用語を聞き間違えていれば、AIはその上に要約を組み立てます。
- ニュアンスの欠落。 先生が強調した例外が消えてしまいます。
- 復習には短すぎる。 90分に箇条書き5つでは、何の講義かはわかっても、何を覚えるべきかはわかりません。
AIの出力は、同級生に借りたノートと同じように扱い、元の動画で確かめましょう。率直な評価はAIは本当にノートを取ってくれるのかでまとめています。
動画を見終わったら、どう復習すればいい?
重要な考えを一つずつ、何も見ずに答える質問に変え、1〜2日以内に自分をテストします。このステップこそが、「見ただけの動画」を「わかっている知識」に変えます。
動画を見直すのは読み返しです。動画について質問に答えるのが自分をテストすることで、そのほうがずっと効果的です。
- 定義や重要な事実はフラッシュカードに。使い方はフラッシュカードで復習する方法で紹介しています。
- 復習の間隔をあける:翌日、数日後、1週間後。
一時停止できないZoomやTeamsのライブ授業なら、オンライン授業を録画・録音する方法を参考にしてください。
動画からそのまままとめシートを作りたいなら、Hekkoを試してみてください。無料プランでは、毎月2回分の授業をまるごと使え、クレジットカードは不要です。